| ■エロ映画の世界 ■右の写真は2002年11月当時、デリーのRivoli
Cinemaで上映されていた『Chinese Kama Sutra』というエロ映画である。クリック〜拡大表示していただければお判りになると思うが、ポスターの左側には日本人と思しき水着女優の姿が見える。これに釣られた私は館内に入ったが、題名通り中国が舞台ではあったもののアジア系女性は殆ど出て来ず、中国某所の図書館で働く金髪女性がふとしたきっかけで手にした『中国版カーマスートラ』の魔力に惹かれ、性を極めた妖術師の元に通うようになり性の秘儀に目覚めて行くというストーリーで全くつまらなかった。
■私はこの映画をバルコニーで観たが料金は50Rs(約130円)であった(フロアは35Rs)。Rivoliはコンノートの真ん中にあるもののボロくイスもガタガタで、料金もこのクラスでは妥当である。問題は上映時間で、この映画は当然インド映画ではないので、約2時間弱、このため1日5回(12:30,
2:30, 4:30, 6:30, 9:30)である。館内に入ると、上映前は今後Rivoliで上映予定のエロ映画の予告などをやっている。ちなみに日本のこの手の映画館内に立ちこめているある種の臭気といったものはインドのそれには無い。
■さて、私がこの映画を観た本当の理由は、どの程度インド映画のエロシーンがカットされるのか、つまり検閲の度合いを知りたかったからである。カットは非常に多く露骨であり、ベッドシーンになるとプチッと切れて翌朝の朝メシを寝ぼけた顔で食べてるシーンになったりして興ざめする事この上ない。日本のアダルトビデオのようにモザイク処理などでは当然無く、シーンそのものを切るやり方である。それでも女性の乳首・尻はOKのようであり、しっかりと拝見出来た。また一部陰毛が映し出されていたシーンもあったが、これは検閲局の見落としだと思われる。 尚、北インドではそのようなものは見たことが無いが、マドラスなどの(非エロ)映画館に行くと映画のどのシーンをカットしたのかを検閲局が記した書式が各映画館の掲示板に貼られてあって興味深い。
■同映画は全てヒンディー語吹き替えとなっていた。また、外国映画にもかかわらず強引なインターミッションがある(始まって1時間半後)。しかし映画そのものの長さが2時間に満たないのでインターミッション後の時間が嫌に短い。この辺は非常にいい加減な印象で、同じ外国映画といってもハリウッド映画の場合はこのようなズサンな区切り方はしない。
■尚、ごくわずかしか観たことが無いが、国産エロ映画の露出度は外国映画に比べて圧倒的に少ない。またデリーの場合、通常一般映画の上映開始時刻は12時半からだが、その前に『モーニング・フィルムス』と称して同じ映画館でこの手のエロ映画は朝9時半から上映される場合も多い。
|